通信制高校の基礎知識

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通信制高校の学習

全日制の高校の場合は、平日に学校に通学をして授業を受けてテスト勉強をし、中間テストや期末テストで特に悪い点数を取らなければ進学ができ、3年間で卒業ができることが多いですが、通信制高校の場合は、学習のすすめ方が異なります。
通信制高校では、主に自宅で学習をして課題を提出するレポート(添削指導) によって学習をすすめていきます。そして、学習の成果を判断する単位認定試験に合格をして単位を取得をして、決められた日数のスクーリングを行います。

通信制高校での学習
レポート(添削指導)+単位認定試験+スクーリング

レポート(添削指導)

通信制高校では、「自学自習」が基本的な考えで、自主的な学習がどれぐらいできているかを確認するために、レポートの提出を行います。レポートは、国語や地理・歴史・公民・数学などの科目ごとに提出の枚数が決まっていて期限に提出をしなければなりません。提出が何度も遅れてしまうと単位の取得ができなくなってしまうため、自分自身で計画的に進めていく必要があります。レポートの提出というと難しいと感じてしまう方もいるかもしれませんが、一緒に送付される教科書を見ながら十分に回答ができる問題になっていることが多いです。選択式になっているものもありますが、最近では、考える力をつけるために、記述式のものも増えてきています。

学校によって異なりますが、1単位につき2~4枚程度のレポートの量で、時間は1単位につき約1時間程を 目安にしておけば、計画的に学習を進めれば無理なく提出ができます。また、最近では、インターネットによってレポート提出を行う学校も出てきています。もし、自宅で学習をしている中で分からない点があった時には、スクーリングの時に質問をしたり、学習のサポートを受けられる通信制高校もあります。

単位認定試験

自宅学習やレポート提出で学んだことの成果を判定するために、通信制高校では単位認定試験を年間に1~2回受けます。試験に合格をして単位として認められます。また、単位認定試験を受けるためには、レポート提出や、スクーリングの条件を満たすことが必要です。試験ということで、合格ができるか心配になってしまう方もいるかもしれませんが、通信制高校の単位認定試験は、決して難しくありません。 試験の内容は、レポート提出をしてきた内容から出題されることが多いため、試験に備えてレポートの内容をきちんと復習をしておけば大丈夫です。もし、赤点を取ってしまったとしても再受験ができる場合もあります。

スクーリング

通信制高校のスクーリングとは、簡潔に説明をすると学校や学校が用意をしたスクーリング会場に登校をして、先生から直接的に授業を受けることをいいます。スクーリングの日には先生に分からないことを質問をすることができ学習の理解を深めるきっかけになる他、同年代の友達ができる、いいきっかけにもなります。

一般的な全日制高校の場合は、平日は毎日、登校をする必要がありますが、通信制高校は、決められた日数のスクーリングを行い、あとはレポート提出が主な学習になります。スクーリングの日数は、科目ごとに決まっている他、学校やコースによって様々で、登校日数が少ない通信制高校では、年間で4日程のスクーリングのみの場合もあります。また、自分の力だけで学習を進めることが不安な方のために、週3日や5日等の登校をするコースを設け、クラス制を採用している通信制高校もあります。

基本的にスクーリングは平日に行いますが、平日は仕事をしていてスクーリングに行くことができない方のために土日でスクーリングを行っている学校や、病気や入院などの特別な事情でスクーリングにいくことができない方のために、事前に届け出ればインターネットでの受講をスクーリングとみなす通信制高校もあります。